”攻めて守る”中村勘三郎さんの死から感じた事

  こんばんは。 小売店と消費者の為に考え行動する婦人服卸の3代目 内田 優 です。   本日は一日限りの売出しを行いました! ご来店いただいた方々本当にありがとうございます。 信州松本の冬の寒い中わざわざ来ていただけるのは本当にありがたい事です。 感謝、感謝、感謝・・・・・・です!!!   先日、歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが57歳という若さで亡くなりました。 中村勘三郎さんは平成中村座の松本公演 「信州・まつもと大歌舞伎」 で 2008年から毎年松本に来てくれていました。 この大歌舞伎の時期は松本の街も盛り上がっていましたし 連日、会場にも行列ができていました。 (当社はこの会場のすぐ近くなんです) 「歌舞伎」 などの伝統芸能にあまり縁がなかった松本に 歌舞伎のおもしろさを伝えてくださった方でした。 これだけの人が松本で公演をしてくれるならいつか行ってみたいなぁと思っていましたので 早すぎる訃報は驚きましたし、本当に残念でした。 松本のローカル新聞でも勘三郎さん死去のニュースを大きく取り上げていました。 最後に立った舞台が今年のまつもと大歌舞伎だったそうです。 ガンの治療で出演はしなかったんですが 最後にサプライズで登場し、会場が大いに盛り上がったそうです。   生前、勘三郎さんはこんな事を言っていたそうです。

「伝統は攻めなきゃ守れない」

  江戸時代から続く伝統芸能は代々受け継がれ、これから先も 受け継いでいくもの・・・だれしもがそう思っていると思います。 しかし、受け継いだものを時代が変わっても同じようにやっていたのでは 徐々に廃れていく・・・勘三郎さんはそう思っていたんではないでしょうか。 私は歌舞伎について全く知識がありませんが、同じ歌舞伎でも新しい演出方法、公演する場所など その時代に合うような 「新しい歌舞伎」 を探し、実践していたんだと思います。   これは私の仕事にもあなたの仕事にも当てはまる事だと思います。 同じことを続けていればいいなんて仕事はきっとないはずです。 同じことを続けていればその先に待っているのは衰退です。 100年以上続いている老舗だって同じことをやっているんじゃなくて 色々な事にチャレンジしてきたからこそ100年以上続いたはずです。 ましてや、100年も続いていない当社はなおさらチャレンジしないといけません。 どんなことをやればいいか・・・難しいです。日々考えています。 そうそういいアイデアなんて浮かびません。 とにかく良さそうなことを端から実践して検証して、また次のチャレンジに活かしていく!! この繰り返しです。 歌舞伎からは縁遠い私と当社ですが、松本と縁のあった勘三郎さんの精神を少しでも受け継ぎ 攻めて攻めて攻めて、守り続けたいと思います。 中村勘三郎さんのご冥福を心よりお祈りいたします。