売っているのはその商品そのものではない!!

婦人服卸問屋の3代目、内田 優です。 小売店と消費者の皆様に喜んでいただく為に日々試行錯誤、悪戦苦闘しながら頑張っております。 もうすっかり秋だなぁなんて思っていたら、今日の日中は夏に逆戻りです。 気温は30度までいっていないかもしれませんが、一回涼しさを経験すると30度いかなくても かなり暑く感じちゃいます。慣れって怖いですねぇ。

◎ジャンルを飛び越えたスーパーの凝ったコーナー

さて、今日はスーパーマーケットのコーナー展開の仕方を一つ紹介します。 私がふだん利用するスーパーマーケットは家から一番近いところとほぼ決まっているんですが 先日ちょっと気分を変えて違うところに行ってみたんです。 そこのお店は普段行くお店と比べるとちょっと狭いんですが、結構凝ったコーナーを作っているんです。 それがコチラ↓↓ 売っているのはその商品そのものではない! 売っているのはその商品そのものではない! すみません。。先月撮った写真なのでまだ“夏”ってなっていますがご了承ください。 (この前また行ってみたらこのコーナーはちゃんと変わってました) 「トマト」+「チーズ」+「ワイン」でちょっとオシャレな雰囲気になっています。 よくスーパーで見掛ける並べ方は、鮮魚なら鮮魚関係の商品を集めて並べたり 肉だったら肉関係の商品を集めて並べたりって具合に同じジャンルの商品を集めて並べています。 私が思うにこの並べ方は、並べた商品そのものを売ろうとしている並べ方だと思います。 しかしこのスーパーでは全く違うジャンルの商品を並べています。

◎このコーナーを作った人の意図

このコーナーを見てあなたは何を思いますか? 私はこんな妄想が働きました。 ・・・休みの日の夕方、平日ならまだ職場にいる時間帯、妻と二人でちょっと優雅な雰囲気を味わう事に。 スライスしたチーズの上にトマトを乗せて二人でワインを飲みながらゆったりと時間を過ごす・・・ どうですか!?完全に頭がいってしまっていますよね。。 まあ、私の想像はどうでもいいとして、このコーナーを作った方はこんな時間の過ごし方を提案したかったんじゃないでしょうか。 確かに実際に売っているのは食料品ですが、お客様はその食料品から得られる満足感を買っているんだと思います。
  • 空腹を満たす喜び
  • おいしく料理したご飯をみんなで楽しく食べる喜び
  • 普段とはちょっと違う優雅な時間を過ごす喜び
ただ商品を並べるんじゃなくて、その先に感じてもらいたい満足感を考えながら商品を魅せる。 そんな並べ方が必要だと私は思います。 あなたはどう思いますか?
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